最近の保湿スキンケア事情は?

むかしから肌の保湿方法は「水分を入れて油分で蓋」と言われいて、
油分の多いクリームは保湿スキンケアの必須アイテムと思われていました。
それが最近になって、水分蒸発の防止に油分はあまり意味が無いということが分かってきました。

 

肌の油分である「皮脂」の役割は、じつは常在菌が育つこととすごく深かかわりがあるのです。

 

皮脂は常在菌によって「脂肪酸」と「グリセリン」に分解されます。
「脂肪酸」は弱酸性に保たれていて、これによって肌がほかの菌から守らています。
そして「グリセリン」が適度なうるおいを残してくれるんですね。

 

なんと皮脂は「水分蒸発を防ぐのため」にはたらいているのではなく、
菌を育てるためだったのです。
(グリセリンであまり保湿されないのは皆さんもご存知ですね^^)

 

肌全体の保湿成分の割合を見ても、皮脂の割合はたったの2~3%!
残りは、細胞間脂質(セラミド)やNMF(天然保湿因)が占めていて、
これらの成分がしっかりしていれば、湿度が0%でも肌は健康でいられるといわれています。

 

この細胞間脂質(セラミド)は肌の水分量をキープするのにとても深く関係しています。
細胞と細胞をつなぐたいせつな役目をしていて、お肌の水分を逃がさないようにしてくれています。
この細胞間脂質の成分であるセラミドは50%以上も占めているそうです。

 

お肌の水分キープにはとても大切だから、セラミド配合の保湿スキンケア化粧品が多く出ているわけですね。
セラミドにも植物性や動物性、バイオセラミドなどいろいろありますので、
自分の肌に合う化粧品を選ぶようにしましょう。

 

また近ごろは、細胞膜の主要な成分「リン脂質」と同じような働きを持つ水溶性ポリマー「リピジュア」や
、分子量を以前よりうんと小さくし、吸着性や修復性もプラスしたヒアルロン酸など、
肌内部にはたらきかける保湿剤が多く出てきています。
これらの成分が入っている化粧品なら、オイルが少なくても、しっかり保湿をしてくれます。

 

今までオイルが肌にあわずにニキビが増えていた人も、ジェルなどのオイルフリーのもので
保湿が出来る時代になったんですね。